最短・最速で結婚できる法則！

川崎さんに対して引っかかったことの3つ目は、


気持ちが重すぎる。

2回目のデートで買い物に付き合ってほしいと言われました。
何を買うのかと思えば、お財布でした。
私が「これいいですね。これかわいい。」と見ていると、何だか様子が変でした。
「じゃあ、これにしましょうか？」
「いえ、川崎さんの気に入ったものがいいですよ。」
「でも、どうせ…ねえ？」

どうやら、川崎さんは今後私と2人で使うつもりでお財布を買おうとしていたらしいのです。
他にも、「物件を見に行きたいから」と出かけたことがありました。
私は物件を色々と見て回るのが好きなので、とても楽しくしていました。
しかし、しばらくすると、

「会社から近くて適当なところでいいんですけどね。」
「ちゃんと見た方がいいですよ。これから長く住むんですし。」
「いや、でも、どうせね、数ヶ月くらいで引越しちゃうわけですし。」

川崎さんは数ヶ月したら私と一緒に住むから、それまでの仮住まいを探していたらしいのです。
ここまでくると、川崎さんの気持ちが本当に重すぎて、私の気持ちは川崎さんからどんどん離れていってしまいました。
川崎さんは早々と先へ進もうとしていましたが、私の気持ちは全然追いついていきませんでした。

今、仮交際中のみなさん、この手の話は結婚間近になってからにしましょう！

カウンセラーさんと相談して、川崎さんにはお断りをしました。
とてもいい人だったと思います。
でも、川崎さんのペースに私はついていけませんでした。
押しに弱い女性ならばよかったのかもしれませんが、私は石橋を叩いて渡る慎重派。
ガンガンこられると引いてしまうのです。

でも、この経験は自分のことを知るためにはとても良いものでした。


（つづく）